時間術・・・それは1日を効率よく過ごすための様々なワザの積み重ね。
1日は24時間。それは誰でも共通なはずなのに。
「どうしてあの人は効率よく仕事がこなせるんだろう。」
「仕事きっちりこなして、いつ遊んでいるのだろう。ちゃんと寝ているのかな?」
「いつの間に資格試験勉強してたの?同じ時間まで仕事してたよね??」
そういう人近くに居ませんか?
そういう人は、ひょっとしたらこの本を読んでるかも。。。
本の紹介「神・時間術」樺沢紫苑著 大和書房
神・時間術 脳のパフォーマンスを最大まで引き出す [ 樺沢紫苑 ]
今回ご紹介する本は、「神・時間術」樺沢紫苑著 (大和書房)となります。
よくある時間術の本「スキマ時間を利用して〜」系の本とは一線を画す内容となっているので、最後まで読んで参考になってもらえれば幸いです。
この本「神・時間術」(記事)から学べること
- 平日(仕事中)の効率的な時間の使い方(*休み時間含む) ← 今回
- 余暇(休日)の時間の使い方 / 朝活のススメ
- 集中力の高め方 / 仕事術
- 寝る前にやってはいけないこと/おすすめの生活習慣
上記4つが気になった方は、以下の記事を読むと概要がわかります。
それでも詳細が気になった際は、書店へ行ってお買い求めくださいませ。
全4回でお届けします。今回は「平日(仕事中)の効率的な時間の使い方(*休み時間含む)」についてお伝えします。
(前提)時間術の原則について
この本では、時間術を4つの原則として紹介しています。
第1原則 集中力を中心に時間を考える
神・時間術/樺沢紫苑
第2原則 集中力を「リセット」して時間を生み出す
第3法則 アメリカ式の仕事効率を手に入れる
第4法則 「自己投資」のために時間を使う
ですが、この記事では、各法則には直接触れずに、午前/午後/休み時間の時間の使い方についてかいつまんで紹介していきます。
平日(仕事中)の時間の使い方(*休み時間含む)
1:午前中の過ごし方
悪い例(よくある1日の仕事の流れ)
会社に着いたら、何を最初にしますか?
PCを立ち上げて、メールチェックして、メール返信して、気がついたら会議の時間が迫ってて・・・
そうこうしているうちにお昼になる。そして午後は電話応対・外回り営業・必須会議に振り回されて気がついたら定時。本来やるべきだった資料作成が出来ていないので残業してなんとか資料作成を終わらせる。そんな経験ありませんか?
これは、典型的な時間効率の悪い仕事の仕方です。
えっ?と思われた方この下をよく読んでくださいね。
午前中は脳のゴールデンタイム
まず本書においては、
AM:文章を書く、資料作成など脳を使う作業
PM:会議、打ち合わせ、TELなど、人との会話が含まれるもの
*メールチェックは、各仕事の間に”気分転換として”行う
を入れると良い、と言われています。
なぜAM/PMで仕事を分けるのか。
それは脳のゴールデンタイムを有効に使うためです。
脳のゴールデンタイムとは、「起床後2〜3時間」のことです。脳が疲れておらず、また非常に整理された状態のため主にクリエイティブな作業をするのに適していると言われています。
この時間に仕事で一番脳みそを使う資料作成を充てるのです。
そうは言っても会議が朝からあるんだよ〜
そんな声も聞こえてきそうですが、
- 朝早く会社に行って、資料作成を行う
- リモートワークとして朝2時間、自宅で資料作成をした後会社に出社する。
など工夫の余地はありそうです。
また近年ではコロナ禍に伴うリモートワークの拡大もあり、実施できる環境が整ってきたのではないでしょうか。
2:昼休みの過ごし方
午前中で使い切った集中力を回復するのに全力を傾けます。具体的には
- 外食ランチ(更に色々なお店を巡ると◎)
- 仮眠(ただし30分以上の仮眠は非推奨)
が推奨されています。
外食ランチは、
・歩くこと
・日光を浴びること
によるセロトニンの活性化が期待でき(セロトニン:癒し・リラックス・やる気)、
仮眠は
・脳と身体の回復
が期待できるということで推奨されています。
個人的には、外食ランチは人によってはハードルが高い場合もあると思うので、外食ランチの代わりに「食後の散歩」でも良いと思ってます。
ちなみに、私もやってしまうので人のこと言えないのですが、休み時間のスマホゲーム・・・
これは、せっかくの脳を休ませる時間に脳を興奮させ疲れさせてしまうことからNG!と言われてます。
とほほ・・・。
3:午後の過ごし方
ランチを取って仮眠して、いよいよ午後。
午後は、食後の眠気・午前中の疲れなどとの戦いもあるので特に午後2〜4時は最もパフォーマンスが下がる時間帯だと言えます。
なのでこのしんどい時間をいかに乗り切るかを「リセット術」という形で紹介しています。
・・・ちなみに午後4時を過ぎると後少しで就業時間だ!と脳みそが活性化しパフォーマンスは上がるそうです。人間の脳みそって素直ですね笑
- リセット術その1:運動(階段の上り下り・スクワットetc。)
- リセット術その2:場所移動(マンネリ化した風景を変えて脳を活性化。)
- リセット術その3:会議や打ち合わせを入れる。雑務など集中力がいらない作業を行う
- リセット術その4:時間で区切る(ポロモードタイマーを使った短時間休憩をこまめに実施)
このリセット術を駆使し午後の2〜4時を乗り切りつつ、午後4時から終業時間までの集中時間を利用して仕事をやり切ってしまう。
これが午後の過ごし方のメインとなります。
また次回以降にご説明しますが、帰る時間をあらかじめ宣言することでより最後の時間の集中力が高まります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
時間を「脳が集中できる時間」「脳が集中できない時間」に分けて時間術を語ることで普段の生活に落とし込みやすくなったのではないでしょうか。
・午前と午後でメインに行う仕事をしっかり分けること
・休み時間はしっかり休むこと
この2つだけで生産性が上がると本書では書かれています。
これであなたも時間術についてレベルが1つ上がりましたね。
私も本書を読んでから、朝に資料作成を充てることで前よりも仕事時間を短縮できている気がしてます。それでは次回「余暇(休日)の時間の使い方 / 朝活のススメ」でまたお伝えできれば、と思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。